CORE REALTY
コア不動産(株)
日本とはちょっと違うアメリカ生活の細かな事をご紹介いたします。
他人に聞くにはちょっと躊躇してしまうような事もあるはずですので、お役に立てば幸いです。

HINTS:

1.入居時の、ご挨拶:
最近は日本でも少なくなっているようですが、こちらでは特に引越し時に何かを持ってご近所へ挨拶に行く習慣はありません。 
ただ、ご近所付き合いは重要ですので、なるべく早い時期に機会があれば自己紹介を兼ねた挨拶をする事をお勧め致します。  
アメリカ人でも食べられそうな日本のお菓子でも渡せば効果倍増! 第一印象は大切ですよ。

2.家賃や光熱費などの支払い:
家賃の請求書はありません。(遅れると督促状が届きますが・・・)
賃貸契約書に必ず金額、期日、支払方法や支払い先の情報が記載されているはずですので、
「請求書が来なかったから家賃を払わなかった」などとは言わないように。 
支払いは殆どの場合、個人の小切手で行います。
法人で短期間の契約が出来るような大きなアパート以外は、クレジットカードでの支払いは出来ませんのでご注意下さい。
電気、ガス、水道、ゴミ、ケーブルテレビ、携帯電話なども、通常は個人の小切手を郵送して支払います。 
請求書と一緒に返信用の封筒が入っていますので、小切手に支払い先と金額を書き期日までに郵送します。  先方に届くまで数日は掛かりますので、余裕を持って送るように。
最近はオンラインでの支払いや、会社によっては銀行口座からの引き落としも可能ですので
詳しくは請求書や支払先のホームページなどでご確認下さい。

3.ゴミ
ゴミの出し方は日本に比べれば遥かに楽です。
一戸建の場合は各家庭に普通ゴミ、リサイクル、草・木用のゴミ箱があり、週に一度の回収日に家の前に出しておけば業者が来て 回収しくれます。 
普通ゴミは不燃も可燃も区別する必要はありません。 
リサイクルが可能なペットボトルやアルミ缶、ビンや新聞等も区別せずにリサイクル用のゴミ箱に投入してかまいません。 
草・木用は刈り取った芝生や植物を捨てる際に使用します。
アパートの場合は24時間いつでもゴミ捨てが可能で、分別する必要も無い所も多いようです。
リサイクル可能な物はゴミとして捨ててしまわず自分でリサイクルセンターへ持ち込めば、現金で買い取って(Depositを返金して)くれます 。 大きなスーパーの駐車場などには自動販売機のような回収機がありますので、試してみてください。 
環境にやさしく、しかもお小遣いにもなります。

4.キッチン、その1 - ディスポーザー(Garbage Disposer):
最近は日本の台所(新築マンションなど)でも増えているようですが、アメリカのキッチンには殆ど例外なく備えられています。
生ゴミ粉砕器とでも呼べば良いのでしょうか、生ゴミや残飯を攪拌しながら下水に流す機械で必ず水を流しながら使用します。
繊維質で硬い野菜、骨や種(梅干も要注意)、小さなスプーンや割れたグラス、茶碗の破片などは故障の原因となりますのでご注意下さい 。パスタやご飯も駄目とは言われておりますが、あまり問題にはならないはずです。 逆に卵の殻や氷は内部の刃をキレイに しますのでOKとの事です。
もしも何かが噛んでしまい内刃が回転しなくなった場合は、電源を切り、詰まっている物を取り除き、機械の底にある赤いリセット・ボタンを 押し込んで下さい。 原因が完全に取り除かれていれば動くはずです。 
HomeDepotやAceHardware等のお店へ行けば、内刃を強制的に回す器具を売っています。10ドル程度の物ですので購 入されておくと良いかもしれません。 
生ゴミはいつでも捨てられますので多少面倒でも小まめに捨てて、ディスポーザーは補助的に使用される事をお勧め致します。


5.キッチン、その2 - 食器洗浄器(Dish Washer):
最近は日本でもかなり普及してきたようですが、この機械も殆どの家庭には備え付けられています。 
夕食後の食器は残飯を上記のDisposerへ軽く流し、後はこの機械に任せてオヤスミナサイ。 朝になればきれいな食器が準備OK。
水を効率よく使用しますので、自分で手洗いをするより無駄が少ないそうです。
お皿は下の段に立てかけるようにして置き、上の段にはグラスやボール等を伏せて置きます。
洗剤は食洗機専用の物を使用してください。 ドアの中側に洗剤を入れるディスペンサーがありますので、ココに適量を入れて蓋をして、ス イッチ・オンで完了です。
この機械をただの水きり用に使用される方も多いようですが、最低でも週に一回程度使用することが故障を避ける良い方法のようです。

6.キッチン、その3 - オーブン:
これもどの家庭にもありますね。 サイズも七面鳥が焼けるサイズと言えば分かりやすいかもしれません。  日本では電子レンジとオーブ ンが一体のタイプもありますが、こちらでは完全に別々です。 温度は華氏で表示されており350度が摂氏で175度です。 
機種によって違いがありますが、家庭用の一般的な物の多くは、Broil は上からの火が強くて表面に焼き色が付き、
Bakeは下からの火が強く、全体的にオーブン内の温度を上げて調理をする際に選びます。
セルフクリーニング機構が付いているタイプがありますが、これはオーブン内を高温にして油等を燃えカスにしてしまう方法を使いますので 、火傷にご注意ください。


7.キッチン、その4 - 火災報知器(Smoke Alarm/Detector):
一酸化炭素を検知する機種の使用が義務付けられましたが、家庭用の火災報知器は基本的に煙に反応するタイプの物です。
キッチンに設置されていると調理時の煙や炊飯器の湯気にも反応してしまう事がありますが、危険ですし法律違反にもなりますので決して 取り外さないで下さい。
なお、電池が弱くなると1分程度の間隔で”ピィ”という音を発するようになりますので、直ぐに電池を新しい物と交換してください。

8.湯沸かし器:
給湯設備はどこの家庭でも備え付けられており、ガスや電気でお湯を沸かしてタンクに貯めるタイプが主流です。 
最近では日本のメーカーが瞬間湯沸かしタイプの商品をアメリカでも販売し始めましたが、一般家庭では40~50ガロン程度のタンク式が 殆どです。 この方式ではタンク内に常に設定した温度のお湯が保たれており、使った分だけ冷たい水がタンクの中に補充されて加熱され ます。 この為、お風呂のように一度にたくさんのお湯を使うとタンク内の水温が下がり、再度熱いお湯が使えるようになるまでにはかなり の時間が掛かります。 たっぷりとお湯を使ったお風呂に入りたい気持ちも分かりますが、せっかくアメリカに来たのですから、暫くはアメリ カ式の入浴方法で入ってはいかがでしょうか。  お風呂が恋しくなったらジャグジーがお勧めです!

9..暖炉:
雪の降るような地域では理解できますが、一年中泳げるような気候の当地でさえも殆どの家には暖炉があります。 
昔ながらの薪を焚くタイプとガスを使うタイプがありますが、最近は殆ど が後者で、アパートなどではスイッチひとつで火が付きます。
火をつける前に必ず確認しなければいけないのが、ダンパーと呼ばれる排気用の蓋で、通常は閉められているはずですのでそのまま火を つけると煙が全部家の中に入ってきてしまいます。 この蓋を開閉をするレバーが火を炊くところの真上にありますので、火をつける前に必 ず確認をお忘れなく。  実用的にはあまり暖房の効果はなく、あくまでもインテリアの一部なのでしょうが、
日本の床の間のようにこれが無いとリビングルームらしくないのでしょうね。 
それと、暖炉(煙突)が無いとサンタさんが入って来られなくなってしまいますし。

アメリカの家や生活で疑問に思った事や、分からない事、他人に聞きづらい事などがありましたら、是非お気軽にご連絡下さい。 
出来る限り詳しく調べて、解かり易くご説明いたします。